機長からアナウンス

内田幹樹さんの航空小説が好きでよく読みます。

その1冊「機長からアナウンス 第2便」というエッセイに、今回の火山噴火に関連するような文章が載っているので書いてみようとおもいます。

「1982年6月24日夜、英国航空B747型機はインドネシア沖の太平洋上空を、高度37000フィートで順調に飛行を続けていた。しかしなんの前触れもなく、4基のエンジンが次々と停止していった。
・・・エンジンが全て停止したので電力の供給が絶たれ、機内は闇に包まれたが、それでも主要な計器はバッテリーによって約30分間だけ作動する。ジャンボ機はグライダーのように滑空を続けながらどんどん高度を失っていく。
・・・航空機のエンジン始動は、上空ではウインドミル、つまり風車のように空気の流れでエンジンを回して始動する。
・・・幸いこのときは、1基のエンジンが14000フィートで始動、残る3つも12500フィートまでに再始動に成功してジャカルタに緊急着陸した。
・・・原因はインドネシア・ガルングン火山の噴煙に巻き込まれ、エンジンのタービンブレードに多量の火山灰が溶着して、ブレードの翼型が役に立たなくなったからだ。
・・・ジェットエンジンはブレードと呼ばれるプロペラのような小さな翼を何段も重ね、それを回して空気を圧縮する。その流入空気量が不足したのでエンジンがストップしたというものだ。さらにフロントガラスは火山灰で見えない状態となり、動圧を計るピトーにも詰まって計器の指示にも影響を及ぼした・・・
1991年のピナツボ火山噴火の際には、15機以上の旅客機が何らかの被害を受けた・・・」

もし空港閉鎖などの処置をあの時点でとっていなければ、危険な状態が発生したかもしれません。

事故を予防したという点で、ヒースロー空港の迅速な対応は賞賛にあたいしますね。

アイスランドの件を書くのは、これが3回目ですが、今後の空港再開のメドと合わせてなんとなく気になっていて。

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