校歌  卒業・入学におもう

春は旅立ちと出会いのとき。

この時期、多くの学校で卒業式が行われますね。

送る側にとっても、送られる側にとっても思い出に残る一日です。

特に卒業生は、耳に馴染み、肌に染み込んだ校歌を歌うときは感無量でしょう。

学校の顔とも言うべき校歌は、その学校の特色や歴史をも表していることが多く、歌詞を読むだけで心動かされ、母校の校歌がこんなだったらいいな、などと思うこともしばしば。

五代目が通った小学校は歴史もそこそこにあったのですが、聞いた話によると、もともとの校歌は歌詞がむつかしく、五代目が入学する少しまえに新しい校歌にかわったようでした。

その新しい校歌の歌詞が、卒業してから思い出して歌ってみると、どことなく幼く、いま歌ってみても大した感慨が湧かないのですね。

「…ひとみは清く、雲はいつでもお友だち… 明日咲くつぼみが日に日にふえた…」

童謡でもそうですが、なにも歌っているそのときに歌詞の意味が分からなくてもいいと思うのです。

時が経って、心に残る歌を歌いかえしたとき、改めてその歌詞に感動できるようなものであれば、こんなに素晴らしいことはないのではないでしょうか。

八幡鮨のすぐ近所に、四代目と六代目、そして五代目のひいおばあちゃんが卒業した戸塚第一小学校があります。

明治9年創立の、新宿区でもいちばん古い小学校で、ちなみにひいおばあちゃんは初代校長のときの卒業生です。

その小学校の校歌がとても素晴らしいのでご紹介しますね。

1.春の恵みの陽を受けて

名も芳しき山吹の

面影映す神田川

流るる水の清きをば

我が心とし いざさらば

学び勤めん諸共に

励み勤めん諸共に

2.ここ山の手の丘の上

高田の馬場に見さくるや

実(げ)に潔し富士の嶺の

高く美空に聳ゆるを

我が姿としいざさらば

学び勤めん諸共に

励み勤めん諸共に

(作詞 風巻景次郎、作曲 信時潔)

去年の秋に創立140周年を迎えたこの小学校。

今年も卒業式で校歌が歌われることでしょうね。

これから先、10年、50年、100年と歌い継がれ、愛されていくことを願ってやみません。

八幡鮨は早稲田の地で根を張ってきました。

ですから今日は早稲田大学と戸塚第一小学校の卒業生のみなさんに敬意を表して、それぞれの校歌を口ずさんでみましょう。

ご卒業おめでとうございます。

そしてご入学おめでとうございます。

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