先取りの桜

春は名のみの…といっていた時期も漸く過ぎてきたようなこの頃です。

しかし桜の季節にはまだ早く。

春一番が吹いたいま、少しでも春を感じたいと伊豆に河津桜を見に行ってきました。

みなさんご存知のように河津桜は、桜の中でも早く咲く品種です。

この時期は菜の花も咲き誇りますから、ピンクと黄色の競演が見られるはず。

そしてさすが好天の日曜日。

河津の駅を降りると、改札周辺はものすごい人で、まるでラッシュアワーのよう。

河津には去年も来ているので、撮影のポイントがだいたい分かります。

先ずは線路脇から桜と菜の花を写しこんで、河津駅を発車したばかりの特急踊り子を撮影しましょう。

普段は魅力の薄い国鉄時代からの185系電車ですが、こういうシチュエーションにはすこぶる映えます。

鮮やかな青空と電車の緑の帯、黄色い菜の花とピンクの桜が織りなす原色の競演。

明るい色合いは春色と呼ぶにふさわしいものですね。

堤にはたくさんの露店が並び、花より団子の様相がひと足早いお花見を演出しています。

目にも心にもたくさんの栄養をいただきました。

午後の陽に   ゆるりながるゝ  花筏       

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春一番

今日2月17日。

東京では春一番が吹いています。

気温が高く、コートを着ていると汗ばむほどの陽気のなかの春一番。

街路の樹々やビルの看板をびゅうびゅうと風で揺らしながら。

沖縄では、旧暦の2月に吹く季節風を「ニンガチカジマァイ」と呼ぶそうです。

東京の春一番とはまた違うのでしょうが、この風が吹くと、沖縄の陽気が一気に春らしくなるのだとか。

五代目はこのニンガチカジマァイという言葉がとても好きで、東京で春一番が吹くと、いつもそれをニンガチカジマァイと呼んだものです。

そう。それは春を告げる風だから。

身の縮こまるような冬を、つぎの冬まで追いやってくれる風。

ちなみにニンガチカジマァイは漢字で書けば「二月風廻り」。

春はすぐそこ。心ウキウキしてきます。

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遺作

先日、お世話になっているまぐろ問屋「稲良商店」大番頭の唐木さんが亡くなりました。

唐木さんはいまの稲良商店さんではいちばんの古株ですが、四代目が若い頃に小僧さんとして稲良さんで働きだしたそうです。

その唐木さんの生前のご趣味は彫り物。

といっても彫刻ではなく字を彫ること。

その腕前は本職といえるほどのもので、八幡鮨は創業以来一貫して上物の生まぐろしか使わないお店なので、それならひとつ作品を作りましょうということで作ってもらいました。

それがカウンター内、四代目の後ろに掲げてある「高級生鮪仕様店」の手彫りの看板です。

これには季節ごとの鮪の大まかな産地が書かれていて、カウンターに座ったお客様の目を楽しませてくれています。

いまでは遺作となってしまいましたが、作品はこれからも八幡鮨の中でずっと生き続けます。

唐木さんに感謝すると同時に、ご冥福をお祈り申し上げます。

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探し物見つかる

先日新幹線のなかに落し物をしてきてしまいました。

忘れ物でなく落し物。

置き忘れたわけではなく、入れたつもりのポケットからポトリと落ちたから。

何かが落ちた音がしたのですが、そのときはまさか自分の小銭入れが落ちたとは思いもせず、終点の東京で降車するときに座席まわりを確認しただけで降りてしまいました。

地元の駅まできて、バスに乗り換えるときに小銭入れに入れたSuicaを使おうとして失くしたことに気づき、急いで忘れ物センターに電話で伝えたところ届出はないとのこと。

ただこのとき、この小銭入れは必ず出てくるという確信めいたものがありました。

というのも、新幹線を降車するときに何気なく聞いていた車内アナウンスで、当列車はこのあと回送で車庫に入りますと言っていたのを覚えていたから。

これがそのまま、折り返しの運用に入っていたなら、状況は違っていたのですが…

諦めずに翌朝も一番でセンターに電話を入れましたが、まだ出てこないとのこと。

そして翌々日の朝。ありました!

早速東京駅にある忘れ物承り所に行き、手続きをしてから小銭入れ君と待望のご対面です!

出てくるだろうとは思っていても、実際に返ってくるまでは不安なものでした。

こうして遺失物が無事に戻ってくるのも日本ならではなのでしょうね。

今回お世話になった方々の親切に深く感謝するとともに、自分の身の回りのことをもっと注意深くしようと気を引き締めました。

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