築地市場の取り壊しを見て

豊洲新市場に行くときに、たまにですが車を使うことがあります。

その時は築地市場のすぐ脇を通る新道を行くのですが、そこから築地市場の場内が見渡せる場所があります。

いつもはスムーズに流れているので、場内をよく見ることができないのですが、今回たまたま渋滞していて中を見渡すことができました。

当然のことといえば当然なのですが、そこにはたくさんの大型重機が入っていて、慣れ親しいだ建物を取り壊しているではありませんか。

これには少なからぬショックを受けました。

長年お世話になってきた場所がなくなるというのはやはり悲しいものですね。

ましてそれを目の当たりにするというのは辛いものです。

先ず移転ありきで始まった豊洲の移転問題と築地の再開発。

この先納得のゆく形に、移転は間違っていなかったと言える形になってほしいと願わずにいられません。

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京都で料理のお勉強②

今回の旅は、特段観光をするというわけでなく、謂わば食の経験を積もうと思い立ってきたものです。

ですから食事はより美味しくいただくのが、作ってくださる方への敬意にもなると思います。

翌朝は琵琶湖の畔をウォーキングし、午後の食事をより美味しく頂くために体調をととのえておきましょう。

2日目は京都の老舗料亭「美濃吉 竹茂楼」さんにお邪魔します。

このお店、八幡鮨にいつもいらしてくださる元K-1の佐竹雅昭さんのご親戚のお店でして、大変光栄なことにこの日は佐竹さんにご一緒していただきました。

蹴上、東山界隈の落ち着いた雰囲気の中に竹茂楼さんはあり、名前の通り見事な竹が植えられた玄関が出迎えてくれます。

お部屋からはこれまた見事なお庭が眺められ、そんな中で佐竹さんと乾杯のあと、美味しいお料理が始まります。

3月はお雛様ということで、それにちなんだ春らしい前菜の盛り合わせから。

食前酒には白酒が供されますが、下戸に近い五代目ですから、白酒ひと口で赤いお顔になってしまいます。

続くお造りは、岩魚によこわ、それに青利烏賊。

いわなのお刺身なんて初めていただきましたが、身が締まってすこぶるつきの美味しさです。

味は川魚だけあって淡白ですが、歯ごたえがしっかりしていて、噛みしめるほどに旨味がでてきます。

三品目は料理長自らが目の前で作ってくださる椀物、「琵琶湖産氷魚と若竹のスッポン出汁椀」。

氷魚(ひうお)とは稚鮎よりさらに小さい鮎の赤ちゃんのこと、それと京都の筍を、これまた贅沢にスッポンを2時間かけてじっくりと取った出汁でお椀にしたものです。

こんな贅沢なお椀がありましょうか。

かすかな苦味があり繊細な氷魚と、春の香りが鼻に抜ける柔らかい筍を、しっかりとした味わいのスッポン出汁が見事に調和させてくれます。

その内容とビジュアルの贅沢さは、まるで盆と正月がいっぺんに来たような感じです。

お次は平目のふきのとう味噌焼き。

滋味な白身に京都の白味噌、そこから立ち昇る凝縮された春の息吹が堪りません。

この間、佐竹さんは専ら日本酒を召し上がっていらっしゃるのですが、これがまた品の良いものでして、聞けば女将の故郷、淡路島のお酒だそうです。

さてさて好物のお肉が出てまいりました。

お肉というと何となく西洋料理のイメージがありますが、日本料理でも懐石の流れの中でお肉料理が必ずと言っていいほどに登場しますね。

そして次のお皿は、平貝とうるいの土佐酢ジュレと黄身酢掛け。

これがまた絶品でして、絶妙な柔らかさの土佐酢ジュレと少し甘のきいた緩めの黄身酢が、平貝を引き立てます。

後日談ですが、帰ってから早速同じ感じのものを作ってみました。

戴いたものの足元にも及ばないかもしれませんが、そこそこに美味しくできたと思いますので、機会がありましたらお召し上がりくださいね。

いい感じにお腹がふくれてきたところで、締めのお食事でございます。

竹茂楼さん名物の、鰻の蒲焼きご飯。

五代目は鰻が大の好物ですから、これはもう堪りません。

蒸しも入った感じの蒲焼きには、実山椒が天盛りされていて、これがまた食欲を呼び戻してくれるのです。

最後に爽やかな水菓子をいただいて、贅沢なお食事を終えました。

佐竹さん、料理長さま、ありがとうございました。大変素晴らしい経験になりました。

※③に続きます。

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京都で料理のお勉強①

五代目は以前、日本料理を故 志の島忠先生に少しですが教えて頂いていたことがあります。

料理に触れれば触れるほど、直截的な寿司とは違い、繊細緻密で手間暇かけるというイメージが大きくなります。

もちろん寿司もいろいろと仕事を施してはいますが、主眼はやはり鮮度と手早さにあると思いますので、日本料理とは距離があるように感じます。

最近京都に行く機会があり、そこでふたつの和食(鉄板焼と京懐石)を戴いてきました。

鉄板焼は以前にもお邪魔した、精華町のステーキ四季さん。

四季さんは、何年か前にベトナム国立交響楽団(VNSO)が来日し、奈良の東大寺大仏殿で演奏会をしたときに寄らせていただいて以来の訪問になります。

美味しいのにとてもリーズナブルで、遠くなければ足繁く通いたくなるほどのお店です。

鉄板焼はコースになっていて、先ずは前菜として鰆のサラダ仕立てからのスタート。

東京ではあまり鰆のお刺身を食べることがないのですが、関西ではごく普通に食べられているそう。

軽く皮目を炙った厚切りの鰆は脂が乗っていて、野菜とドレッシングに絶妙にマッチします。

最初から食欲に火がついてしまいましたね。

次のお皿は人参のポタージュで、味に和のテイストが入っているらしく重層的な味わい。

さて次はメインのお肉かなと思いきや、その前になんと五代目が一番好きな食べ物、フォアグラ(オア)の登場です。

これはもう高揚感マックスですね!

ここでようやくお肉の登場。

きめの細かいサシの入った、奈良のブランド牛「大和牛」のサーロインとヒレ、それを焼き加減はシェフおすすめのミディアムで戴きます。

古代大和王朝のあった大和の名を冠するだけあって、総合的なレベルも高めです。

塩と胡椒だけのシンプルな食し方は、まるで雅楽の持つ幻想的なテイスト。

美味しいものをゆっくりと食べるというのができない性分で、瞬く間にお皿の上が綺麗になってしまいます。

まだあと200gはいけるかなあというところですが、腹八分目でやめておくのが美味しく食べるコツですよね。

ですからお代わりはせずに、別室でのデザート&コーヒーに移りましょう。

最初から最後まで満足しきりの大和牛鉄板焼。誠にごちそうさまでした。

大和牛の余韻に浸りながら、近鉄京都戦〜JR東海道線と乗り継いでその日の宿泊先の大津プリンスホテルに向かいました。

追記、
その日は琵琶湖マラソンの開催があり、ホテルにチェックインすると、偶然にも向こうから優勝者のサラエディーン・ブナスル選手が月桂冠を手にやってきたので、心からのおめでとうを伝えることができました。

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梅と鶯と

昼間街を散歩していて、こんもりと咲き誇った桜を見つけました。

しかしこの時期に桜?少し早すぎやしませんか?

とよく見るとそれは桜に似た梅の花のようです。

咲き方も花弁の色合いも桜そのものなので勘違いしてしまいました。

そしてその木にはつがいで鶯がやってきています。

彼らは花の蜜を、細いくちばしで美味しそうに吸っています。

それが可愛いのなんの!

もう少ししたら、上手に「ホーホケキョ」って歌えるようになるのかな。

楽しみですね。

あれ?でもよく見たらこの鶯は目が白いですね、

これはもしかすると、鶯ではなくメジロかもしれません。

色がうぐいす色だから、てっきりそうなのかとお見込んでしまいました。

やはり春はいいですね。

街にいろんな花が咲き、鳥は高らかに歌いながら飛び回る。

それにしても、桜と鶯と。騙されました(笑)

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おやすみのお知らせ

誠に勝手ではございますが、3月11日(月曜日)はお休みさせて頂きます。

ご迷惑をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。

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アンヂェラスまでも!

五代目が子どもの頃のケーキといえばバタークリームを使ったものが多く、生クリームのケーキはそれよりも高価でなかなか口に入らなかった記憶があります。

しかし今ではバタークリムのケーキなど珍しく、それがかえって新鮮に映ったりします。

そのレベルもとても高く、例えばエシレのバターケーキ「ミゼラブル」などは昔のバタークリームとは別物のような味わいです。

レベルが高いといえば、浅草の名店「アンヂェラス」さんのケーキも伝統的なケーキとしてのレベルはかなり高めです。

そのアンヂェラスさんが、この3月で閉店となるそうです。

アンヂェラスさんまでが辞めてしまうなんて悲しすぎますね。

浅草寺や浅草神社に参拝するとき、あるいは駒形どぜうさんでの食後には決まってここでお茶をしたものです。

その時にいただくのは、昔懐かしいモカ・ケーキかサバリン、それに名物のミニチョコロール「アンヂェラス」とダッチコーヒー。

この組み合わせは、五代目をとても幸せにしてくれるのです。

閉店のお知らせを聞いて、いても立ってもいられなくなり、先週の日曜日に最後の思い出にと浅草に足を伸ばして寄ってみました。

朝一番の開店前にもかかわらず、お店の前には長蛇の列。

みなさんも名残惜しいのですね。

喫茶でのお茶は諦めて、テイクアウトでケーキを持ち帰ることにしました。

モンブランにサバリン、バナナボート。

でも肝心のアンヂェラスは数量制限のため、少ししか売ってもらえません。

もうこの先食べることができなくなりますから、店に帰ってみんなに食べてもらいたかったのですが仕方ありませんね。

そういうわけで一人で食べてしまいました!

この味をいつまでも忘れないでおこう。

今まで美味しい味をありがとう。

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