司馬遼太郎さんの「菜の花の沖」を読むとニシンの大群が産卵のために陸のほうに押し寄せる様が描かれています。
それは海面が黒く盛り上がるほどの大群だそうで、むかしの北海道はそれほどニシン漁で栄えたのだそうですね。
今も北米の太平洋側では、それに近いニシンが押し寄せてくるそう。
入江に丸太で大きな枠を組み、昆布を幾本も吊るした中に産卵直前のニシンを追い込みます。
あとは吊るされた昆布にニシンが卵を産みつけて子持ち昆布の出来上がりというわけです。
だいたい4〜6月頃まで続く子持ち昆布漁。
この時季は美味しい新物の子持ち昆布が味わえます。
おたのしみに!
コメント