毎月1回、あるご夫妻とラミティエさんにおじゃましています。
今月もご馳走になって参りました。
ご存知のようにラミティエさんのメニューはスターターとメインのプリフィックス。
今回、五代目が選んだのは、前菜にバイヨンヌの生ハムと鴨のリエット。
メインには豚のカシラです。
豚のカシラというと焼きとんのカシラを想像してしまいますよね。
もちろん五代目もあの脂が滴ったアレを思い浮かべていました。
しかし、出てきたものは大きなステーキのような塊。
そして、さぞかし脂っこいのかと思いきや、これがトロトロに柔らかいのです。
おそらく脂分はほとんど落としてあるのでしょうね。
中はまるでコラーゲンを食べているようです。
ビネガーの効いた付け合わせのリーフと食べるとさっぱりしてしまうから不思議です。
前菜の生ハムも程よい塩分で食べやすく、プロシュートよりもハモンセラーノに近い感じです。
ところで、バイヨンヌの生ハムですが、このハムの味付けに使われている塩は、八幡鮨でもおなじみの「サリース・ド・ベアルン」なんです。
生魚との相性が良い、まろやかなベアルンがお肉の下味になっているなんて面白いですね。
いやむしろ、フランス人からすれば肉に使う塩を生魚に掛けるほうが意外かもしれませんね。
デセールは好物のクレームブリュレをいただいて締めとしました。
ラミティエさんに通いだしてもうだいぶ経ちます。
開店間もない頃からですから、何年になるのでしょう?
その頃から素晴らしい料理を提供してくれていたので、軌道にのったら六本木や銀座に行ってしまうんじゃないかといつも心配していました。
これからも地元でお客さんたちを喜ばせてあげてほしいですね。
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