東日本大震災への義援金が世界各国で集まっているようです。
ひとびとの善意にはほんとうに頭が下がります。
その多くの国の中で突出した高額義援金の国があります。
皆さんもご存知のようにお隣の国、台湾です。
義援金に金額の多い少ないは関係ないとおっしゃるかたもいるでしょう。
もちろんそうです。
しかし、いざ自分が寄付するというとき、ほんとうに気持ちが無ければ自分のお金はなかなか出せないものです。
そう考えると台湾人がいかに日本を心にかけていてくれるかが伝わってきます。
そんな折、台湾人のご家族が来店されました。
ご両親と、今年から早稲田大学に通うお嬢さんの3人で。
今回のことで、台湾の方にずっとお礼が言いたかったので、お食事中ではありましたが、ひとこと感謝の気持ちを伝えました。
すると逆にこちらがお礼を言われてしまいました。
その方曰く、先年の台湾大地震のときに日本は真っ先に手を差し伸べてくれたから今度は台湾がそうする番だと。
その方は東北大学でも学ばれたことがあり、かつての学び舎がひどい被害を受けていることに心を痛めていらっしゃいました。
ご自身も救援や復興などに直接参加されたかったのですが、身体検査の結果、年齢的に無理だと言われたそうです。
その代わり、今回の震災で孤児になった子どもたちをひとりでも多く支援して、その子たちが大きくなったら台湾の大学に留学させてあげたいと語っていらっしゃいました。
いまこうして書いているあいだにも嬉しくて涙が出てきます。
台湾人はほんとうに優しいですね。
八幡鮨には、ふだんから台湾の方は多く来店されますが、彼らは概して日本のことが好きなようです。
たまたまうちにいらっしゃる台湾人がそうだというのではなく、おそらくよく言われるように台湾は全体的に親日なのでしょうね。
震災のどさくさに紛れて、自衛隊の艦船をヘリコプターで挑発したりする国と、義を持って応えてくれる国とどちらが真の友人か、この非常事態にしてよくわかりました。
そんな真の友人が日本のすぐ隣にいるというのは、なんとも頼もしいものです。
多謝!
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