東京フィルハーモニー理事の中矢先生に招待していただき、コンサートに行ってきました。若い女性指揮者、三ツ橋敬子さんが振るというので前々からこのコンサートは行きたかったのです。
じつは三ツ橋さんは、以前バイトしていた夏子ちゃんの妹さんの同級生なので、そんなこともあって彼女には少なからぬ縁を感じます。
ちなみに、今年の春頃だったかのテレビ朝日「情熱大陸」で彼女の特集でも見ていましたし。
この日の曲目は、ベートーベンのピアノ協奏曲4番と交響曲3番「英雄」で、ピアノは大御所の中村紘子さんです。
中村紘子さんの人気は絶大で、彼女が舞台に登場するや雷鳴のような拍手がおこります。
協奏曲の演奏はとても素晴らしいのですが、いかんせん大御所の存在が大きく、指揮者目当ての五代目には三ツ橋さんの存在が若干小さくなってしまったように感じられました。
しかし、彼女が本領発揮するのは次の「英雄」です。
小柄な体をいっぱいに使って、まさに全身全霊で指揮しています。楽団との息もピタリと合っていて、鮮やかに「英雄」が奏でられていました。
中矢先生が仰るには、スコアを見ずに指揮する若い指揮者が多いなか彼女は敢えてスコアを見ながら指揮していて、これは勇気あることなのだそうです。
女性指揮者三ツ橋敬子。
ファンになってしまいました。
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