以前にもこのブログで紹介しました新進気鋭の女性指揮者、三ツ橋敬子さん指揮のニューイヤーコンサートが新宿文化センターで行われたので聴いてきました。
テーマはウイーンとイタリアのニューイヤーコンサート。
前半はヨハン・シュトラウスのワルツを続けて、後半ではイタリアの作曲家の曲目を演奏してくれました。
軽快で馴染みのあるワルツは新春の音色にぴったり。
「こうもり」や「皇帝円舞曲」、「美しく青きドナウ」など春への憧憬が目を覚まします。
後半の最初はロッシーニの「ウィリアムテル序曲」。
流れるような旋律から一転、軽快な行進曲風に転調するところはたまりません。
指揮者の三ツ橋敬子さんも、その小柄なからだを目一杯に使って表現しています。
うれしかったのは「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」でのパイプオルガンの演奏。
甘美な曲の中で優しいパイプオルガンの音色が心を穏やかにしてくれます。
そして最後は「アイーダ凱旋行進曲」。
年末の第九「シラー公の喜びの歌」、そして新年のトライアンフマーチ。
明るい気持ちになります。
おそらく三ツ橋さんも日本が元気になるように、そういう気持ちで振っていたと思います。
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