ベトナム・ハノイのすし店「友楽」さんにはなんどもこのブログに登場してもらっていますね。
先日、彼が一泊で再来日しました。
彼(トゥーさん)の今回の来日の目的は築地で魚を仕入れること。
現在は大阪の市場から仕入れているようですが、やはり築地がいいということで、五代目も一緒に築地へ行き、いろいろなお店を紹介して回りました。
鮪はご存知稲良商店。
小物類は新石商店。
干物はどこそこ、という具合に見ていきます。
いままでは、魚を丸のまま仕入れていたそうですが、それだとエラやワタが付いたままなので、流通の過程ではやく鮮度が落ちてしまいます。
そこで、今回はお店に頼んで、頭やワタ、血合いなどはきれいに外してもらうことに。
そうすれば、鮮度も保てるし、手荷物でハノイまで運ぶのに軽くなりますからね。
そうして、鮪を筆頭に、平目やかんぱち、穴子、そして鰯や鯵までも大量に仕入れていきました。
やっちゃ場で買った野菜類と合わせて、100キロ近くになったようです。
あれだけの量のものを手荷物で持って帰るのはさぞ大変だっただろうな。
でも後日、彼からメールがあり、このやり方が大層気に入った様子。
これから毎週築地から仕入れたいそうです。
さて、今後は毎回どうやってハノイまで運ぶのでしょう。
協力できるところはしていきたいと思います。
ところで、築地へ行ったのは月曜日。
そして前日は日曜日。
この日はもともと国立劇場で、劇団若獅子の「大菩薩峠」を観劇する予定だったので、一緒にトゥーさんにも観てもらおうということで、お連れしてしまいました。
劇中には殺陣廻りや芸妓さんの舞などもあり、トゥーさんもなかなかご満悦だったようです。
夜には八幡鮨を臨時営業して、トゥーさんに心ゆくまで江戸前ずしを食べてもらいました。
少しでも役に立てたなら嬉しいですね。
今年は日越友好40周年の年です。
このような草の根の交流が、その一環になれば幸いです。
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