数の子というとお正月の定番ですが、実は旬はお正月ではないんですね。
にしんの産卵はだいたい夏頃なんです。
今日ご紹介するのは産卵された卵、つまり子持ち昆布。
ふつう子持ち昆布というと保存のためにしっかりと塩漬けにされているものを、塩抜きして戻したもの。
しかし、旬のいまは生の子持ち昆布が出回っているんです。
これは美味しいですよ!
塩漬けにされていないから、卵一粒一粒が柔らかく歯切れがいいんです。
昆布の磯の香りと相まって贅沢な味わいです。
以前のブログでも書きましたが、子持ち昆布の作り方が面白いんです。
海に大きな囲いをつくり、なかに長い昆布を何本も垂らします。
そこに産卵間際のにしんを追い込んで産卵させるのですね。
そうすると卵が昆布に付着するというわけです。
どうです、面白いでしょう?
そんな子持ち昆布。
おつまみに握りにどうですか?
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