興福寺展

先日の奈良でのVNSOのコンサート。

とても素晴らしくいまだに余韻に浸ってます。

奈良に行くのは、中学の修学旅行以来だったので、寺社仏閣などをゆっくり見て廻りたかったのですが、相変わらずの弾丸旅行でしたので何も見ないで帰ってきてしまいました。

そんな折、上野の東京芸大博物館で奈良興福寺の仏頭展が開催中と聞き、奈良の興奮醒めやらぬうちにと見に行ってきました。

会場の入り口では、弥勒菩薩像が出迎えてくれます。

精緻な造りの仏像に、当時の仏師の技術の高さが伺えますね。

今回の目玉でもある仏頭は奥のほうに端整なお顔立ちのまま鎮座していました。

その他、木造や書など、美術的にも素晴らしい品々が数多く展示されていて往時を偲ばせてくれます。

興福寺は五重塔などが有名ですが、お寺の中心となる中金堂は江戸末期の火災で焼失したままなのだそうです。

それがこれから再建されるのだとか。

平成の世に天平文化の象徴が再興されるななんて、ロマンに溢れていますね。

何より凄いのは1300年前の建築技術が今もあるということです。

伊勢神宮や出雲大社のご遷宮のような、技の伝承が途切れることなく脈々と受け継がれている日本は、やはり素晴らしい国ですね。

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