野球観戦のバックネット裏やロマンスカーの展望席、あるいは映画のプラチナシートなど。
特等席と呼ばれるところに座るのは、どことなく優越感に浸れるものですね。
先日、五代目は両国のほそ川さんで特等席に座らせてもらいました。
その特等席とはなんと厨房の中!!
そこで食事をいただきました。
厨房の一番奥のシンクの上に小さなお盆を載せてもらって、その上にお料理を運んでもらいます。
五代目が座っているすぐ目の前で、ご主人が天婦羅やお蕎麦を次々と作っていきます。
よくオープンキッチンのお店がありますが、これはそんなレベルのものではありませよね。
寿司屋でいえば、カウンターの中の、握っている職人のとなりに椅子を置いて食事をするようなものですから、これがいかにすごいことかお分かりいただけるでしょう?
ルッコラのサラダにはじまり、牡蠣のオイル漬け、
揚げたてのアツアツ天婦羅(牛蒡や蕪、自然薯、柿に人参!、それに名物の穴子などなど)それにざる蕎麦。
すべてできたてホヤホヤ。
ご主人が直接出してくれます。
これは作り手とお客の間にカウンターがない分、寿司屋よりもストレートな真剣勝負かもしれませんね。
プロの仕事を間近に見ながら、芸術的なお料理に舌鼓を打つ。
これ以上に至福の時がありましょうか。
素晴らしい経験をさせていただきました。
ありがとうございます。
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