八幡鮨の太巻き

関西でのり巻きといえば太巻きのこと。

東京でのり巻きといえばかんぴょう巻きを指しますね。

以前早稲田大学の福田育弘先生にお聞きしたのですが、関西では干瓢が主役になることはなく、あくまでも太巻きやちらし寿司などの脇役なのだそうです。

むかし四代目が若い頃、東京に寿司研究会というものがあって、その寄り合いのときに京都の老舗 重兵衛さんに来てもらい、太巻きのコツを勉強したそうです。

そのコツというのは、しゃりを敢えて平たく均さないことなのだとか。

きょうは重兵衛直伝のやり方で、八幡鮨の太巻きを作ってみましょう。

使う具材は意外に多く、干瓢、おぼろ、玉子焼き(基本は薄焼き玉子ですが、厚焼きのときや、両方入れるときも)、煮あなご、海老、沢庵、胡瓜が入ります。

そしてこれを大判の海苔で一気に巻きます。

この巻くというのがなかなかに難しく、慣れないうちはパンクしたり、具材がはみ出したりしまうんですね(笑)。

出来上がったものは、均等に八つに切り分けて、お土産の場合なら経木に包んで完成です。

のり巻きもそうですが、太巻きも本来はお醤油なしで召し上がれますから、できればそのままでどうぞ。

もちろんお醤油をつけても美味しく召し上がれます。

八幡鮨の太巻き。

みなさんぜひお試しくださいね。

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