ここに一本の醤油があります。
とてもまろやかで、作り手さんの真心が感じられる美味しいお醤油です。
これは奇跡の醤(ひしお)と呼ばれるもので、震災のとき津波で流された蔵から、ひとつだけ高台に流された醤油樽の麹をもとに再生された、まさに奇跡の醤油なのです。
このお醤油を送って下さったのは、音楽家の中島良史先生。
先日、先生の指揮者デビュー40周年を記念して、チャリティーコンサートをされました。
曲は壮大で素晴らしいカルミナ・ブラーナ。
その収益は被災地に寄付されるそうで、このお醤油もその一環なのでしょう。
コンサートは池袋芸術劇場大ホールで行なわれ、当日は満席の大盛況。
演奏が終わると、会場中から拍手とブラーボの嵐。
心揺さぶられる演奏でした。
指揮者の中島良史先生はじめ、演奏、合唱のひとたちすべてが、被災地に思いを馳せてやられたことでしょう。
その思いはきっと被災地にも届いているはずです。
そしていま、その思いの結晶がここにあります。
あらためて被災地の復興を祈念します。
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