「舌に融くる
鮨あたたかき
鮪かな」
……宇虚人
リンボウ先生こと、林望先生が八幡鮨を詠んでくださった一句です。
リンボウ先生といえば、謹訳源氏物語 全十巻を最近上梓されたことが、とても話題になりましたね。
五代目もまだまだ読みかけですが、十巻揃いで蔵書してます。
その先生がつい先日、俳句集を出されました。
長年にわたって作られた、膨大な数の句の中から厳選した句集だそうです。
自動車がお好きなリンボウ先生だけあって、ローダスターなどの言葉も出てくるなど、声に出してよめば、詠まれたときの情景が目に浮かんでくるようです。
美しい装丁は、グラフィックデザインの大御所、太田徹也さんの手によるものだとか。
俳号 宇虚人
「しのびねしふ」
お気に入りの一冊です。
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