夏を迎え新子を仕入れています。
出始めの頃は非常に小さく、一貫に五枚、六枚と重ねて握ります。その握りは小肌とは一味違い、美しいものです。
仕込みはやはり、小さく数が多いだけに苦労します。
光物で小肌や鰯など仕込みをしていますが、新子は扱いが難しいものでした。例えば鱗を引く時に皮を傷つけない様にします。何と言っても繊細な魚の一つです。そのため下処理から締めるまでどの工程も丁寧に仕上げます。
どの魚にも言えますが、同じ魚でも日によって質が変わるので身の質を見極める必要があります。なかでも仕事を施す魚の場合、締めた後に寝かせて味を引き出すので、その時の魚にあった仕事をします。
新子の大きさが変わってきましたがいい味わいです。他にも旬の魚を用意していますので、夏を味わってみませんか。
サブこと北島でした!
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