海外からのお客様がこの数年でとても増えていることは何度か触れましたね。
それと同時にいろいろなご縁ができて、お友達になったり、お付き合いもするようになりました。
今回もまた新たなご縁をいただき、ロシアの料理界から有名シェフが八幡鮨を訪ねてきてくれました。
彼はミドさんといい、もともとイタリアはフィレンツェの出身ですが、アメリカなどいろいろなところを廻り、今ではモスクワのペスカトーレというレストランのシェフをしています。
最近モスクワにも築地からの新鮮な魚も流通するようになって、料理界で魚というものが身近になってきているとのことで、実際に日本に来て実地で体験してくことになったそうです。
今日の八幡鮨では、彼は主にシャリについて勉強していきました。
シャリ酢の調合や、実際にシャリを切るところを見たり、その温度管理など細部にわたって研究していました。
もちろん触り程度ですが握りも体験してもらい、カウンターの中での仕事にも触れてもらいました。
さすがシェフだけあって飲み込みがとても早く、また同じ料理人として、こちらの状況をとても気にかけて動いてくれます。
西洋の料理のことはあまりよくわからない五代目ですが、彼が厨房にいても違和感がないのは、料理人という共通項があるからなのでしょうね。
どこまで彼の役に立てたかわかりませんが、これが一つの橋渡しになれば嬉しいかぎりです。
バリショイ・スパスィーバ!
コメント