そろそろ外苑のイチョウ並木が色づく頃かと思い出掛けてみましたが、見頃にはまだすこし時間がかかるようでした。
でも秋の味覚は確実に世に出回っていて、銀杏や栗や松茸など、美味しい食材が市場を賑わせています。
まだ安定的ではないものの、津軽海峡の鮪もその美味しさを増しています。
今季初の青森大間産の本まぐろを入荷しました。
この一本で占うならば、今年の大間あるいは津軽海峡の鮪は良さそうです。
赤身は若干爽やかな感じですが、それでもコクはあり、赤身特有の鉄っぽさも味わえます。
八幡鮨は基本的に背の中を仕入れますので、大とろはあまりお出ししていないのですが、中とろに関しては、これは絶品です。
濃厚なのにキメが細かく滑らかで、甘味と口溶けの良さが抜群なのです。
おすすめは、赤身は軽いヅケ、中とろは塩でしょう。
しっかりとヅケにしてももちろん美味しいのですが、この鮪は少し繊細なので軽めの味付けがよろしいかと。
秋冬の北の味覚をどうぞお楽しみくださいませ。


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