イタリアはヴェネツィアのカ・フォスカリ大学教授、ローザ・カーロリさんが「早稲田」ー江戸・東京の中の小宇宙ーという著書を発売されました。
そのご本を、先日訳者の大内紀彦先生から、四代目が頂戴しました。
五代目も少し読ませていただきましたところ、その内容の面白いこと!
内容もさることながら、巻頭で書かれている著者の歴史観がまず素晴らしく、そこからはぐいぐいと歴史の旅に引き込まれてしまいます。
早稲田界隈を中心とした長い歴史的変遷や、その歴史を地形で読み解いたりと、多角的なところが新鮮。
ありがたいことに、八幡鮨四代目の著作「早稲田わが町」も作中おおいに参考にしてくださっていて、また違った角度から「早稲田わが町」を読み解いていくことにもつながります。
何より訳者の大内紀彦、フィリッポ・ドルネッティ先生による翻訳が素晴らしく、これこそが本の中に引き込まれていく要因だということに気付きます。
これは歴史好きの人にも、早稲田を愛して止まない人にもぜひにお勧めの一冊です。
四代目の「早稲田わが町」と併せてお読みくださいね。
ローザ・カーロリ著
土地の記憶から読み解く『早稲田』江戸・東京の中の小宇宙
勉誠出版
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