八幡鮨のカウンターで大好きなチリ産の赤ワインを飲みながら、楽しげに「白樺ぁ〜青ぞ〜ら♫」と北国の春を熱唱されていたお姿が目に浮かびます。
八幡鮨の一番古くからのお客様、大澤慶巳先生がお亡くなりになりました。
大澤先生といえば柔道の最高位十段の唯一の保持者でいらっしゃいました。
とてもおおらかなお人柄で、こよなく八幡鮨を愛してくださったものです。
たまたま居合わせたお客様とワイングラスを交わし合って楽しく語らった、そんなお客様がどれだけいらしたことか。
皆さんが大澤先生のファンになってしまう。
冒頭にも書いたように、気分が乗ってこられると「北国の春」や「岸壁の母」を高らかに歌われます。
そして歌いおわると最後に「カ〜ン」と言われるんです。
このカ〜ンは、NHKのど自慢の鐘の音なのですね。
鐘ひとつはご自分に厳しい性格の現れなのでしょう。
畏れながら今日はフルマークの鐘を贈らせていただきます。
キンコンカンコンキンコンカンコンキンコンカ〜ン♫
大澤先生、ありがとうございました。
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