日本の優れた発酵食品のお味噌。
この季節の味噌料理「ぬた」には、基本的に白味噌ではなく赤味噌を使います。
以前のブログでも書きましたが、ぬたは田植えの季節の料理で、味噌は田んぼの泥をイメージしているからです。
ぬたに漢字を当てると「沼田」となり、これを「ぬた」と読ませるそうです。
ちなみに、ぬたの酢味噌と具材を混ぜ合わせることを「汚す」と言います。
普通の料理なら「和える」となるのですが、そこは田植えのイメージなのですね。
最近は白味噌を使ったものでもぬたと呼ぶことが多いようですが、酢味噌和えと呼ぶ方が相応しいかもしれませんね。
ちなみに今日は、分葱と菜の花、そしてホタルイカを使ったぬたを作りました。
ぜひ春の香りを感じてみてください。
お米農家では田植えが始まるまでの今の時期が休息の時と聞きます。
英気を養って、今年も美味しいお米を作ってください。
農家のみなさんに感謝しながらぬたを作ります。
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