五代目のブログ

根津美術館

桜もすっかり葉桜となった東京。

気温は今ひとつ上がらない日が続きますが、湿度も高くない分、晴れるととても爽やか。

そんな気持ちのいい日曜日に、青山の根津美術館に行ってきました。

以前、フライブルク・バロック・オーケストラのベアトリックスから、根津美術館の庭園は素晴らしいから是非行ってみてと言われていたのを思い出し、今日こそはと足を運びました。

館内には尾形光琳や鈴木其一の有名な屏風絵が展示され、素晴らしい美術品の数々を間近に鑑賞することができます。

ひと通り巡ったあとは、ベアトリックスおすすめの庭園に降りてみましょう。

春の、というより初夏の太陽が降り注ぎ、爽やかな風がそよぐ庭園は、木々の若葉が気持ちよさそうに揺れています。

都会の真ん中にありながら、園内には小径がたくさん配され、水辺には小さな舟まで浮かべてあったりして、実際以上に広く奥深く感じます。

屏風絵のカキツバタはまだ咲いていませんが、藤棚の藤の花も五分咲きほども咲き、地面にはコゴミも生えていて、風薫る季節をすぐそこに感じますね。

爽やかな日曜日の爽やかな午後を過ごすことができました。

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新国劇100周年おめでとうございます

澤田正二郎を祖とする新国劇が今年で誕生から100年を迎えます。

その後に続く島田正吾、辰巳柳太郎の意思を受け継ぎ、現在は笠原章さんが座長を務める 劇団若獅子が新国劇の流れを受け継いでいます。

その劇団若獅子が、澤田正二郎の母校 早稲田大学近くの小劇場で「夢の澤正  百年の名場面」と題して公演を行っています。

仕事の合間をぬって、初日の公演を観に行ってきました。

二部構成の前半は、座長 笠原章さんのひとり芝居で、国定忠治・月形半平太・沓掛時次郎・大菩薩峠の名場面を演じます。

後半はフルキャストによる白野弁十郎(シラノ・ド・ベルジュラックが原作)のハイライト。

笠原章さん演じる国定忠治。

あの名ゼリフ「赤城の山も今夜を限り…」はあまりの格好良さにゾクゾクしてしまいます。

大菩薩峠の机龍之介の鬼気迫る場面は何度観ても震えますし。

そして後半の白野弁十郎は、物語の大詰めのシーンの切なさに、会場中から啜り泣きの声が聞こえてきて、自分も涙してしまったものです…

舞台とは素晴らしいものですね。

正統派 新国劇の流れを汲む劇団若獅子は、奇しくも今年が結成三十周年。

これからもますますのご発展、ご活躍を心からご期待申し上げております。

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卒業論文

早稲田大学の近くで長年寿司屋をやっていると、大学の学生さんともご縁ができるもので、この春に卒業された女子学生さんが卒業論文で八幡鮨のことを取り上げてくれました。

参考になればと、寿司に関することを少しお話ししたのですが、それをよく書いてくれていたのですね。

卒業論文などなかなか目にする機会がないのですが、卒業式の当日にご本人がわざわざ届けてくださったので、大学四年間の集大成をしかと読ませていただきました。

とても勉強になりますね。

ありがとうございました。


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校歌  卒業・入学におもう

春は旅立ちと出会いのとき。

この時期、多くの学校で卒業式が行われますね。

送る側にとっても、送られる側にとっても思い出に残る一日です。

特に卒業生は、耳に馴染み、肌に染み込んだ校歌を歌うときは感無量でしょう。

学校の顔とも言うべき校歌は、その学校の特色や歴史をも表していることが多く、歌詞を読むだけで心動かされ、母校の校歌がこんなだったらいいな、などと思うこともしばしば。

五代目が通った小学校は歴史もそこそこにあったのですが、聞いた話によると、もともとの校歌は歌詞がむつかしく、五代目が入学する少しまえに新しい校歌にかわったようでした。

その新しい校歌の歌詞が、卒業してから思い出して歌ってみると、どことなく幼く、いま歌ってみても大した感慨が湧かないのですね。

「…ひとみは清く、雲はいつでもお友だち… 明日咲くつぼみが日に日にふえた…」

童謡でもそうですが、なにも歌っているそのときに歌詞の意味が分からなくてもいいと思うのです。

時が経って、心に残る歌を歌いかえしたとき、改めてその歌詞に感動できるようなものであれば、こんなに素晴らしいことはないのではないでしょうか。

八幡鮨のすぐ近所に、四代目と六代目、そして五代目のひいおばあちゃんが卒業した戸塚第一小学校があります。

明治9年創立の、新宿区でもいちばん古い小学校で、ちなみにひいおばあちゃんは初代校長のときの卒業生です。

その小学校の校歌がとても素晴らしいのでご紹介しますね。

1.春の恵みの陽を受けて

名も芳しき山吹の

面影映す神田川

流るる水の清きをば

我が心とし いざさらば

学び勤めん諸共に

励み勤めん諸共に

2.ここ山の手の丘の上

高田の馬場に見さくるや

実(げ)に潔し富士の嶺の

高く美空に聳ゆるを

我が姿としいざさらば

学び勤めん諸共に

励み勤めん諸共に

(作詞 風巻景次郎、作曲 信時潔)

去年の秋に創立140周年を迎えたこの小学校。

今年も卒業式で校歌が歌われることでしょうね。

これから先、10年、50年、100年と歌い継がれ、愛されていくことを願ってやみません。

八幡鮨は早稲田の地で根を張ってきました。

ですから今日は早稲田大学と戸塚第一小学校の卒業生のみなさんに敬意を表して、それぞれの校歌を口ずさんでみましょう。

ご卒業おめでとうございます。

そしてご入学おめでとうございます。

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全力滑走19年

冬季オリンピック女子スケルトン日本代表の中山英子さんが、この冬で引退されました。

早稲田大学のスポーツ新聞部 早稲田スポーツ新聞から信濃毎日新聞の記者になり、そこからスケルトンの世界に転身された中山さん。

以降冬季オリンピックの日本代表としてソルトレイクとトリノの二度のオリンピックを闘い、国内でも華々しい戦績を残されました。

これからは新しい人生を歩まれていかれる中山英子さん。

八幡鮨からも新たな人生にエールを送ります。

おつかれさまでした。そして素敵な人生を!!

※今回のブログのタイトルは、早稲田スポーツ新聞2月17日特別号から拝借いたしました。


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忘れられないベトナムの味

天皇陛下ご夫妻のベトナムご訪問のニュースを聞き、ほんの僅かですがベトナムに関わっている者のひとりとして、喜びをかみしめています。

そんな日曜日の午後、ベトナムが懐かしくなりデパートに入っているベトナム料理のお店に行ってきました。

好物の鶏肉のフォーは滋味溢れる味ですし、ニョクマムでいただく生春巻きも食欲をそそります。

ベトナム風カレーというのをいただきましたが、これはちょっと?かな。

何を食べても辛くないのは、辛いものが大の苦手の五代目にはありがたいことですし、この味付けこそがベトナムの国柄を表しているようにも思えます。

デザートにはタピオカ入りの甘いチェーを選びます。

これがまた美味しいんですねえ。

最後はベトナムコーヒーで締めたいところでしたが、お腹がいっぱいになり断念。

今度はフォーだけを食べに来ようかしら。

フォーを食べながら思い出したのは、ハノイの街の中の屋台で、コンサートの直前にベトナム国立交響楽団の楽団の人たちや本名先生とフォーを食べたこと。

指揮者の方も楽団員の皆さんもタキシードやドレスを着たまま屋台の低い椅子に腰掛けて麺を啜るんです。

ベトナムっていいなあと思ったものです。

ちなみに今まで食べたフォーのなかで、それが一番美味しかったんですね!

これからの未来に向けて、日本とベトナムがさらに深い絆で結ばれることを願ってやみません。

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先取りの桜

春は名のみの…といっていた時期も漸く過ぎてきたようなこの頃です。

しかし桜の季節にはまだ早く。

春一番が吹いたいま、少しでも春を感じたいと伊豆に河津桜を見に行ってきました。

みなさんご存知のように河津桜は、桜の中でも早く咲く品種です。

この時期は菜の花も咲き誇りますから、ピンクと黄色の競演が見られるはず。

そしてさすが好天の日曜日。

河津の駅を降りると、改札周辺はものすごい人で、まるでラッシュアワーのよう。

河津には去年も来ているので、撮影のポイントがだいたい分かります。

先ずは線路脇から桜と菜の花を写しこんで、河津駅を発車したばかりの特急踊り子を撮影しましょう。

普段は魅力の薄い国鉄時代からの185系電車ですが、こういうシチュエーションにはすこぶる映えます。

鮮やかな青空と電車の緑の帯、黄色い菜の花とピンクの桜が織りなす原色の競演。

明るい色合いは春色と呼ぶにふさわしいものですね。

堤にはたくさんの露店が並び、花より団子の様相がひと足早いお花見を演出しています。

目にも心にもたくさんの栄養をいただきました。

午後の陽に   ゆるりながるゝ  花筏       

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春一番

今日2月17日。

東京では春一番が吹いています。

気温が高く、コートを着ていると汗ばむほどの陽気のなかの春一番。

街路の樹々やビルの看板をびゅうびゅうと風で揺らしながら。

沖縄では、旧暦の2月に吹く季節風を「ニンガチカジマァイ」と呼ぶそうです。

東京の春一番とはまた違うのでしょうが、この風が吹くと、沖縄の陽気が一気に春らしくなるのだとか。

五代目はこのニンガチカジマァイという言葉がとても好きで、東京で春一番が吹くと、いつもそれをニンガチカジマァイと呼んだものです。

そう。それは春を告げる風だから。

身の縮こまるような冬を、つぎの冬まで追いやってくれる風。

ちなみにニンガチカジマァイは漢字で書けば「二月風廻り」。

春はすぐそこ。心ウキウキしてきます。

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