カッパ巻き

カッパ巻き。

だれでも知っている巻きずしの定番ですね。

このカッパ巻き、広く食べられるようになったのは戦後GHQが寿司屋の営業再開を許可して以降のようです。

四代目曰く、「ひょっとしたらオレが日本で最初にカッパ巻きを始めたんじゃないかなあ」。

それまでは巻物といえば、のり巻き(かんぴょう巻き)か鉄火巻きか奈良漬巻きあたりが一般的だったそうで、八幡鮨の三代目もそのまえも、それ以外のネタを巻いてみようという発想すらなかったとか。

四代目は、その頃出回りだした室胡瓜(細くて小さい胡瓜)をみて「きゅうりを巻いたら美味しいんじゃないだろうか?」と閃き、やってみると意外にイケたわけですね。

話は逸れますが、むかし東京の寿司屋の若手が集まって寿司の研究会をやっていました。

中には四谷の八千代寿司や築地玉寿司、高井戸の旭鮨、浅草の金太樓鮨など今では大きく展開している寿司屋もいて、みな和気あいあいとやっていました。

もう少し話しを逸らせます。

築地玉寿司さんですが、これも四代目がちょっとかかわっているようです。

ある会合の席で玉寿司さんに「玉さんはせっかく築地で商売してるんだから、屋号に『築地』を付けたらいいんじゃない?」とアドバイス(?)したそうです。

だいぶ道草してしまいましたから元に戻ります。

件の寿司屋の研究会で四代目がきゅうり巻きを発表するとみな興味津々で、やれ胡麻を入れてみようだの、やれおかかを入れてみようだので、その会以降急速に広まりだしたそうです。

ただ当時は名称はまだきゅうり巻きだったようで、「カッパ巻き」になるのはまだのちの話。

きゅうり=カッパの起源は幾説もありますが、四代目は清水崑さんの4コマ漫画のカッパがきゅうりを手に持っていることからその名が付いのでは、と言っています。

こんどカッパ巻きを召し上がるときは、こんな話をおもいだしてやってくださいね。カッパ巻き

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