この度お客様の大和さんが、クラシックのコンサートを催されました。
ご自身の会社の30周年記念の特別コンサートということで、新宿文化センター大ホールで4月2日におこなわれました。
五代目もご招待いただいたのですが、夜は仕事のため行かれず、かわりに昼のリハーサルを見せてもらうことに。
コンサートのリハなどふつうは入れませんから、今回はひじょうに貴重な体験です。
リハーサルですからオケのみなさんも指揮者の先生も当然私服です。
最初のうちは手元のスコアを確かめながら、各々ばらばらに楽器を奏でています。
そして簡単な打ち合わせのあと、通しのリハーサルのはじまりです。
曲は3曲で、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」、ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」、そしてシベリウスの「交響曲第2番」です。
まずは、ニューイヤーコンサートのように華やかな「こうもり」から。
踊るような旋律にオケの息も合っています。
ショパンのピアノ1番では松本和将さんのピアノが滑らかに、時にはげしく響きます。
リハーサルで、お客さんがいないからなのか分かりませんが、このホールの音響はすこぶる良いような気がします。
2階席でも聴いたのですが、すべての音が高いレベルで融合しているような、なんと言うか、伸びやかに聞こえます。
最後はシベリウスの2番。
4つの楽章からなる長い曲なので、リハーサルでも途中止まることはないのですが、曲の合間合間で指揮者の中島良史先生の指示が飛びます。
このあたり、リハーサルを実感できます。
厳しい自然のフィンランドらしく全体的に低く重厚な曲ですが、第4楽章は壮麗な響きを持ってエンディングを迎えます。
素晴らしい演奏でした!
なんという贅沢!
ごく数人のための演奏ですから。
もちろんこれはリハーサルですから、あくまでも練習ですが、それを経験できたということは、たいへん貴重なことです。
終わりに指揮者の中島良史先生とピアノの松本和将さんといっしょに写真を撮らせていただきました。
すばらしい演奏をありがとうございました。
そして、主催者の大和さんご夫妻、おめでとうございます。
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