今年最後のお休みを利用して日帰りで日光に行ってきました。
雄哉がきっぷを取ってくれて、憧れだった東武鉄道の最新型特急スペーシアXで向かいます。
顔はJR東日本のサフィールにどことなく似ていて既視感を覚えますが、どちらもとてもスマートで乗り込む前からワクワクします!
今回は前面展望が楽しめる先頭車のコクピットラウンジ席は人気のために取れませんでしたが、編成のうち2室しかない2人用半個室をとってくれました。
日光までの約2時間をこの個室で存分に楽しみます。
隅田川をはじめ利根川、渡良瀬川と大きな川をいくつも渡り、関東平野を駆けてゆくなかで東に筑波山、西には遠く富士山まで見通せます。
SLの駅、下今市を過ぎ急な勾配を上り、終点の東武日光に辿り着きました。
想像してはいましたが冬の日光は寒い!
雪こそ降っていませんが、山からの風花が舞っていて身が縮こまってしまうほど。
雄哉がお昼ごはんもご馳走してくれるというので、駅から歩いて金谷ホテルに向かいましょう。
金谷ホテルは明治初期に金谷善一郎氏が興したホテルで、日本で最初期の外国人向けホテルとも言われています。
日本と西洋が融合した素晴らしい館内はそれ自体が建築の美術館のようです。
お腹も空いてきたのでダイニングルームで昼食をいただきましょうね。
ランチはプリフィックスのコースで、五代目はメインにこのレストランのシグニチャーでもある虹鱒のソテーを、雄哉は大正時代のレシピで作った大正コロッケを注文しました。
西洋料理がまだ一般的ではなかった時代に、醤油などの日本の調味料を使って西洋料理を作るのは大変なことだったことでしょう。
そんな当時の人の苦労に思いを馳せていただくと、美味しさとありがたさもひとしおです。
食後にもう一度館内を鑑賞した後に、運動を兼ねてホテルの下を流れる大谷川(ダイヤガワと読みます)を散策します。
冬の冷たく澄んだ空気もまた美味しいですね。
気持ちも十分にリラックスして金谷ホテルを後にします。
帰路は新型ではなく普通のスペーシアの暖かい車内で、心地よく眠りながら帰ってきました。
久しぶりの二人旅の有意義な日曜日です。
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