新宿区名誉区民

新宿区名誉区民

炎のコバケンの異名を持つ指揮者の小林研一郎さんが昨年、新宿区の名誉区民になられました。

それを記念する「小林研一郎 新宿区名誉区民顕彰コンサート」が新宿文化センターで開かれ、五代目も聴きに行かせて頂きました。

曲目はみんな大好きなラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第5番。

ピアノは世界で活躍する金子三勇士さん、演奏は東京フィルハーモニーです。

改装されて輝くように蘇った新宿文化センターは空席が全くないほどの満員。

いよいよ開演です。

三勇士さんと共にマエストロが颯爽と登壇されました。

静まり返った会場にピアノが響き渡り、コバケンさんのタクトが振り下ろされオーケストラが演奏を始めます。

瞬く間に3楽章が終わり惜しみない拍手が会場を埋め尽くします。

ここでコバケンさんの軽妙なトークがはじまり、それが名演に心酔し切った心をほぐしてくれるんですね。

コバケンさんといえばトークですから。

三勇士さんとの掛け合いの面白いのなんの。

そしていつも感じるのは、コバケンさんの感謝の心。

どのコンサートでもオケや聴衆、そしてスポンサーにまで感謝の言葉を述べられるのです。

どの方も感謝の気持ちはお持ちでしょうが、コバケンさんはそれを言葉にされるのが素晴らしいと感じるところです。

さて、休憩を挟んで次はメインのチャイ5です。

五代目はこの曲がとても好きで、以前サビの部分を演奏してみたいというだけでトランペットを習ったことがあるくらい(楽譜が読めないのと、あまりにセンスがなくてすぐに諦めましたけど)。

演奏は素晴らしいの一言で、情熱的な第1楽章から輝かしい最終楽章まで一気に駆け抜けていきました。

第4楽章の最後のあたりなど、指揮者のコバケンさんはほとんど指揮をせず(指揮していたのかもしれませんが)、まるでご自身が聴き入っているかのようでした。

以前何度か聴いたコバケンさんのコンサートでは、曲が佳境に入ると唸り声を上げられたり、あるいは演奏と一緒の旋律を歌われたりしていましたが、今回は指揮棒を振らずに曲に没入していらっしゃるように見受けられました。

名指揮者の為せる技ですね。

アンコールには、コバケンさんと金子三勇士さんが出会ったハンガリーに因んで、ブラームスのハンガリー舞曲を、これまた緩急をつけて面白おかしく演奏してくださいました。

本当に本当に素晴らしいコンサートをありがとうございました!

新宿名誉区民おめでとうございます。

同じ新宿区の者であることを光栄に思います。

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