毎年春にオペラのマスタークラスを持っているアントワーヌ・パロックさんが、今年もいらっしゃいました。
ことしはなんと白衣を持参しての来日です。
白衣とは、去年いらしたときに、五代目が記念に作ってあげた八幡鮨の白衣のことですね。
胸には八幡鮨の文字とAntoine Palloc の名前入りの特注品。
かれの意気込みは大層なものでしたので、今年も彼のために寿司のマスタークラスを開講してあげました。
前回は巻物を中心に教えたので、今回は寿司の王道 鮪の握りに挑戦です。
まず見本を五代目が握って、それを見よう見まねで彼が追いかけます。
彼の本業はピアニストですから、指先は器用で滑らか。
2つ3つ握るうちに、形も大きさもよくなってきます。
作ったあとで、みんなで試食しましたが、なかなかどうして、握り加減が絶妙なんです。
山葵の量も丁度よく、美味しく食べられました。
大御所の四代目からも「うまいよ!」のひと言が出ましたしね。
パリに帰ってからも、パーティなどで握りの数をこなせば上達すること間違いなし。
美味しいお寿司をパリでも作ってほしいですね。
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