五代目が子どもの頃のケーキといえばバタークリームを使ったものが多く、生クリームのケーキはそれよりも高価でなかなか口に入らなかった記憶があります。
しかし今ではバタークリムのケーキなど珍しく、それがかえって新鮮に映ったりします。
そのレベルもとても高く、例えばエシレのバターケーキ「ミゼラブル」などは昔のバタークリームとは別物のような味わいです。
レベルが高いといえば、浅草の名店「アンヂェラス」さんのケーキも伝統的なケーキとしてのレベルはかなり高めです。
そのアンヂェラスさんが、この3月で閉店となるそうです。
アンヂェラスさんまでが辞めてしまうなんて悲しすぎますね。
浅草寺や浅草神社に参拝するとき、あるいは駒形どぜうさんでの食後には決まってここでお茶をしたものです。
その時にいただくのは、昔懐かしいモカ・ケーキかサバリン、それに名物のミニチョコロール「アンヂェラス」とダッチコーヒー。
この組み合わせは、五代目をとても幸せにしてくれるのです。
閉店のお知らせを聞いて、いても立ってもいられなくなり、先週の日曜日に最後の思い出にと浅草に足を伸ばして寄ってみました。
朝一番の開店前にもかかわらず、お店の前には長蛇の列。
みなさんも名残惜しいのですね。
喫茶でのお茶は諦めて、テイクアウトでケーキを持ち帰ることにしました。
モンブランにサバリン、バナナボート。
でも肝心のアンヂェラスは数量制限のため、少ししか売ってもらえません。
もうこの先食べることができなくなりますから、店に帰ってみんなに食べてもらいたかったのですが仕方ありませんね。
そういうわけで一人で食べてしまいました!
この味をいつまでも忘れないでおこう。
今まで美味しい味をありがとう。
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