フランスの友人のMarc Leroy-Calatayudさんに招待してもらい、サントリーホールにコンサートに行ってきました。
今日はMarc指揮で、Marcの友人でもあるテノール歌手のBenjamin Bernheim(バンジャマン・ベルナイム)さんが歌う歌曲を中心としたコンサート。
サントリーホールはだいぶ前に早稲田大学交響楽団(ワセオケ)のサントリー定期を聴きに来て以来です。
やはりサントリーホールは素晴らしいですね。
正面のパイプオルガンもそうですが、全体がそれだけで芸術品のよう。
会場は開場から間も無くすると満員になり、すごい熱気に今回のコンサートの人気ぶりがわかります。
指揮台にMarcが立つとざわついていた会場が静まり返り、いよいよ始まります。
曲の途中でBernheimさんが登場して歌で合流。
その声は滑らかで艶やかでハリがあり、伸びやかで力強く、歌と演奏に一気に引き込まれてしまいます。
曲の構成は演奏と歌曲の交互になっていて、バランスよく聴きやすいものでした。
特に印象に残ったのは、Bernheimさんの歌でヴォルテージが上がったあとのカヴァレリア・ルスティカーナ。
五代目の好きな曲というのもありますが、ゆったりと落ち着いたこの曲で気持ちがすーっと静まります。
最後の曲が終わると多くの人が立ち上がり、雷鳴かと思うほどの拍手とブラボーの嵐が会場を包みます。
五代目はMarcに会うために、出口へ向かう人並みをかき分けて楽屋に向かいますね。
楽屋のMarcは着替えて待っていてくれ、抱擁を交わし彼の素晴らしさを讃えました。
そしてとなりにいたBernheimさんに紹介してくれ、彼にも挨拶することができました。
実は前日にMarcと二人で八幡鮨に食事に来る予定だったのですが、Bernheimさんが体調を崩してしまいMarc一人での来店だったのです。
でも休養したおかげで、素晴らしい歌声を聴くことができて本当によかった。
多くの人が彼の歌声を楽しみにしていたのですから。
雲丹が大好物というBernheimさんも、次回の来日のときは八幡鮨に来て瑞雲を食べたいとのことでしたから、その日を楽しみに会場をあとにしました。
素晴らしいコンサートを本当にありがとうございました。
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