多くの海外からのお客様が訪日されて日本を満喫されている昨今。
パオロさんのYouTubeの影響もあって、八幡鮨にも多くの観光客が食べにきてくださいます。
日本語ができるお客様なら日本語でご接客するのですが、そうでない場合は基本的に英語でのご接客になります。
北島くんも雄哉も簡単な会話程度はじゅうぶん話せますし、アルバイトさんは早稲田大学生が中心なので問題なく話してくれます。
北島くんも最初の頃は恥ずかしがっていましたが、恥ずかしいという概念は自分の中で作り上げたイリュージョンでしかなく、相手にはそんなものは関係ないから恥ずかしさなど忘れてしまいなさいと教育してきたので、今では積極的に話しているようです。
五代目の英語はというと、文法だとか堅苦しいことは考えてません。
まずはコミュニケーションをとることが大切というのが信条ですので、機会があればどんどん話すようにしています。
大切なのは話をしようという姿勢と笑顔でしょうか。
そもそも五代目が英語に興味を持つきっかけとなったのは、高校二年生の時に友達に誘われて入った学内サークルの英語研究会です。
そこで外部から教えにきていたアメリカ人の女性の先生と話したのが人生最初の外国人との会話でした。
いちばん最初に彼女から聞かれたのが「How old are you?」なのですが、それを「How are you?」と聞き違えて「I’m fine, thank you!」と答えてしまったこと(あの時の恥ずかしさと言ったら今でも忘れません!)。
それからと言うもの、毎日学校から帰るとFEN(エフイーエヌ)という日本で聴ける唯一の英語のラジオ放送をかけることを日課にしていました。
その頃ちょうど洋楽のユーロビートが流行っていて、そういった音楽にいつも触れていたのも勉強になったのかしれませんね。
ユーロビートではありませんが、ビリー・ジョエルやシカゴなど、好きなアーティストの歌の歌詞を、諳んじるまで何度も何度も藁半紙に歌詞を書き写して覚えたものです。
でも何よりのモチベーションはその女性の先生と話したかったからに他なりません(下心満載ですね)。
その彼女は牧師でもあったので、自分はクリスチャンでもないの日曜日には教会に行ったりしてましたもの。
ホントのことを言うと目的はデートに誘うことでしたが、付け焼き刃の英語ではとうてい叶わずでしたけど(笑)。
あ、この話はナイショですよ!
くだらない冗談はよしとして、日々海外からのお客様と接していて思うのは、英語教育の段階でもっともっとコミュニケーション教育にも重きを置いてほしいと言うことです。
自分も含めて日本人全体の語学の底上げができれば、さらに日本の魅力を訪日客や海外に発信できると思いますし、そうすることで親日家を増やすことができると思います。
烏滸がましいと言われるかもしれませんが、寿司屋のカウンターは小さいながらも草の根外交の舞台と考えます。
本当に微力ながら日本の素晴らしさを発信できるようこれからも精進していきますね。

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